アロマテラピー入門講座
第3回は「アロマテラピーで注意すべきこと」につてお届けします。
第2回で香りの元である精油につてお話ししました。
この精油は決して危険なものではありませんが植物から抽出した100%天然のものだから安全という思い込みはNGです。
それは、植物のエキスが凝縮されたものなので刺激が強いためです。
また、精油に香り成分は空気や温度などが影響を受けて変化しますので保管にも注意が必要です。
アロマテラピーを快適で心地よく楽しむために精油の取り扱いや注意事項を守っ正しく使いましょう。
【安全に使うための5つ注意点】
- 原液を直接肌に付けない
- 精油を飲用しない
- 精油を目に入れない
- 子どもやペットの手の届かないところに置く
- 火気に注意する
精油は植物のエキスがギュッと凝縮されたものでとても刺激が強いので
皮膚に原液を付ける、目に入れる、飲用することはやめましょう。
皮膚に塗布する時は希釈(薄める)して使いましょう。
子どもやペットの手の届かない場所に置くのは誤飲などの危険から守るためです。
精油は揮発性の物質なので引火性がありの火気には注意してください。
【アロマテラピーを安心して楽しむために注意すべき人】
植物の天然の香りだからみんな好きと思うのもNGです。
アロマテラピーを楽しむためには健康状態や体質、感受性などに配慮しましょう。
- 妊産婦の方
- 病気アレルギーのある方
- 高齢者や既往症のある方
- 皮膚の弱い方
- 子どもやペット
注意すべき対象者以外でもアロマテラピーを楽しんでいる時、不快感や異変を感じた場合は使用を中止しましょう
【精油の保管方法】
精油は製造の時から成分の変化が始まっています。
そのため、精油は遮光性のガラス容器にいれ冷暗な場所で管理しましょう。
また、保存は開封後1年以内を目安とします。
柑橘系は特に変化が起こりやすいので6か月以内に使うのが望ましいです。
精油は特に空気に触れることで酸化、紫外線、温度、湿度、に注意して保管しましょう。
【使い方に注意が必要な精油】
精油には有益な作用がたくさんありますが、使い方に注意すべきものがいくつからいます。
光毒性に注意
精油の成分の一部に紫外線に反応することによって皮膚に炎症や色素沈着を起こすものがあります。
グレープフルーツ、ベルガモット、レモンなどです。
皮膚刺激に注意
皮膚から浸透した時に皮膚組織などを刺激して炎症やかゆみなどの皮膚刺激を起こすものがあります。使用する場合は希釈濃度を通常より薄めにして使用しましょう。
以上のことをふまえて精油を安全にための注意事項、保管の方法など正しく知ってアロマを活用し心やからだの疲れを癒し健やかな生活に役立てましょう。
【まとめ】
明日は第4回「アロマの利用方法」です。
簡単に取り入れられる利用方法を具体的にお伝えします。
アロマテラピーサロンフィオではアロマトリートメントの施術によりリラックス、リラクゼーションをお届けするだけでな、身近にアロマを感じて頂くための講座も行っています。